交流会を開催するうえで考えていたこと

はじめましての方ははじめまして

そうでない方はお久しぶりです。とすTです。

 

まずはこの記事を書こうと思った経緯から。

 

 昨今のコロナ禍で各ポケモンサークルがそれぞれ工夫をし、SNSを用いて新入生に対してサークルの魅力を伝えたり、discordやzoomなどを活用して大学に集まってサークル活動ができないのをオンラインでの活動で補い、サークル員の交流の場を確保したりしていると思います。

 

 そういったコロナ禍でのサークル活動の中でコロナ流行前から大きく減少してしまった活動があります。それが他大学のポケモンサークルとの"交流会"です。勿論このコロナ禍で工夫をしてオンラインでの交流会を企画、開催しているサークルもTwitterでは見かけますし、サークル員向けのポケットモンスターソード/シールドの仲間大会の開催も見かけます。仲間大会は交流会とは少しニュアンスが違うかもしれませんが、参加者の反応を見る限り交流会として役目は充分果たしているのではないかと感じます。

 こういったオンラインでの交流会には自分自身も何回か参加したことがあります。内容も参加者が楽しめるように考えられており、参加して良かったなと毎回感じています。しかし、毎回参加して不安に感じることもあります。それは、"このオンラインでの交流会が主流となってコロナがおさまった時にオフラインでの交流会が開催されなくなってしまうのではないか"ということです。

 自分が所属しているポケモンサークルの話になるのですが、自分のサークルはコロナが流行り出す前の2019年度を自分が会長兼渉外という形で他の幹部たちと共に運営しており、コロナが流行り出す直前に幹部交代をしました。その後役1年が経ち、数ヶ月前に更に新たな幹部へと引き継ぎを行いました。コロナ禍であったため前述した通りサークル活動及び交流会はできておらず、交流会を運営するための知識が現幹部にはないと言っても良い状態です。他大学の状態がどうなのかはわからないですが、自分はこういった点も不安要素としてあり、コロナがおさまった後の交流会が開催されないのではないかと恐れています。

 

 そこで、自分自身が後輩たちそして他大学のサークルの方々に対してできることは何かを考えた結果、自分の交流会を企画及び運営した経験を伝えることだ!という結論に至ったので本記事で自分が交流会を企画して交流会を迎えるまで、及び交流会当日に考えていたことを纏めようと思います。

(本記事での交流会は2校以上の大学のポケモンサークルが大学または会議室などの施設に集まり、オフラインでポケットモンスターを通して交流を目的に様々な企画を行うことさします。また、関東の大学の交流会を前提に話を進めさせていただきます。)

 

 

〜交流会当日まで〜

①交流会を企画する

 まずはじめに交流会の企画をします。企画と言っても企画書類を作ってプレゼンのような難しいものではありません。「他の大学とこういった企画をしてみたい!」というような軽い気持ちから企画をして大丈夫です。実際自分も、「今日自分のサークルでやったこのクイズ企画他のサークルだったらどんな答えが出るんだろう」だったり、「サークル内でのゲーム及びカードの環境が固まって来てるから他のサークルと交流会して新鮮な気持ちでサークル員に戦ってもらいたいな」といった普段のサークルでふと思ったことを企画の原動力としていました。他にも「Twitterでよく見かける◯◯大学の◯◯さん面白いな、この大学と交流会して◯◯さんと仲良くなるキッカケ作ろうかな」といった個人的な感情から交流会を企画したこともありました。企画をしようという意思さえあれば大丈夫です!気軽に企画をしてどんどん他大学の渉外の方に声をかけましょう!

 

②他大学のポケモンサークルへの声かけ

 交流会をしようと考えたら次にしなければいけないのが交流会をどの大学と行うのか決めることです。初めは自分と仲の良いサークル員がいるサークルに声をかけるのが良いと思います。この記事を読んでいるということはそれなりに他大学との交流がある証拠です。まずは、仲の良いサークル員がいる大学に声をかけてみましょう。

 

 ここからは自分自身が他大学の渉外に声かけをする際に考えていたことを書きたいと思います。

 

・自分のサークルのサークル員と声をかけようとしている大学との間にトラブル等はないか

→結構大事なことだと思ってます。例えば、「以前の交流会で◯◯大学との◯◯と対戦をした際に不快に感じる言動があり、それ以来◯◯のことをよく思っていない。」こういったことは人と人とのコミュニケーションですので割と日常茶飯事なことだと思いますが、自分が思っている以上に深刻だと交流会で当事者同士が意識し合い、周りに思わぬ影響を与えてしまう可能性もあります。自分はそういったトラブルがあるということを把握している場合は、極力企画内で同じチームやペアにならないように配慮をしていました。この配慮も自然に行うのは結構難しいと思うので、交流会の企画に慣れるまでは、サークル員同士のトラブルがある大学とは、そのトラブルが落ち着くまで交流会を避けた方がいいかもしれませんね。

 

・やりたいと思っている企画に適した人がいるか

→優先度としては低いですが考えてました。例えば、「対戦をメインにした交流会にしたいのならば交流会の参加者のレベルを上げる必要があるから高レートの人が沢山いるこのサークルに声をかけよう、カードを真剣に取り組んでいるこのサークルに声をかけよう。」であったり、「新入生の子たちのサークル間での横の繋がりを作りたいのであれば、新入生が多く入っているサークルに声をかけよう、女性が代表、渉外をやっているサークルに声をかけて新入生の女の子の横のつながりを作ってもらおう。」といったように声をかけるサークルを選ぶことができます。参加者によって交流会の雰囲気は大きく変わるので余裕があれば考えてみてもいいかもしれません。

 

 このようなことを頭にいれながら他大学に声をかけるていくのですが、最初は自分の大学を含めた3校での交流会がベストだと思います。理由としては、

・渉外の役割分担がしやすい(企画メイン、会場準備、景品等の金銭面管理)

・参加人数がちょうど良くなる

・次回に向けての調整がしやすい(今回一緒に行ったa大学+αから話が進むなど)

・1大学にトラブルが発生した際に最悪2校での交流会にできる

などが挙げられます。交流会は人数が多い方が盛り上がるのでは?と思うかもしれませんが多すぎるとまとめるのが難しく参加者を蔑ろにしてしまうことにもなりかねないので20〜25人の参加者が見込める3校での交流会がベストだと自分は考えます。

 

③企画の立案及び自分のサークルへの声かけ

 参加校が決まり、会場が確保できた(できそう)なら交流会で行う企画を考えるのですが、その前に自分の大学に声かけをして参加者を募りましょう。企画がすぐに決まれば良いのですが、他大学の渉外他の交流会の案件を抱えている場合や言い方が悪いかもしれませんが中々意見を出してくれない他力本願な方な場合もあり、企画が思ったよりも纏まらない場合もあります。自分自身、過去に企画がしっかりと決まってから自分のサークル員に告知をしたため、告知が交流会当日の数日前になってしまい参加者が想定していたより集まらなかったという経験もあります。企画内容は後日お伝えします。という形でも大丈夫です。まずはサークル員にこの日交流会があるから参加したい人は予定を空けておいてね!といった簡単な告知をしましょう。

 

 さて、サークル員への告知を済ませたら交流会において1番大切な企画内容を考えていきます。正直企画内容に関しては参加するサークルの伝統であったりが関わってきたりして、「企画はいつもの感じで午前◯◯、午後××で良いんじゃないですか?」と簡単に決まることが多いです。そのため、定番な企画を挙げ、その企画をする際に自分が考えていたことを書こうと思います。(企画は午前と午後に分けて2つの企画を行うことが割と一般的です。)

 

午前の定番

・マルチバトル企画

・クイズ企画

 この2つからどちらか選択が多いと思います。

 クイズ企画に関しては自分自身色々思うことがあるので後ほどクイズ企画で考えていたこととして書きたいと思います。そのため、マルチバトル企画で考えていたことを書きます。

 

・実力差が大きく出てしまうルールではないか

→本当に大事です。マルチバトル企画は基本的には自己紹介や参加者間での交流を深めることを目的に行うことが多いです。しかし、参加者によっては、交流目的とはいえやはり負けたくはないから真剣に考察してパーティーの準備をしてくる方もいれば、勝ち負けには特に拘っていない、いわゆるカジュアル勢であるためパーティーは即席で作って参加しますといった方もいます。どちらの意見も尊重するべきですので、事前準備がいらず、ルールも実力差が出ない「ゆびをふるのみしか使えないマルチバトル」などの企画がマルチバトル企画の対戦ルールとしては適していると考えます。勿論絶対にこれが正しいというわけではありませんが、参加者に合わせてルールを決めるということはとても大切なことだと思います。

 

・ゲームを持っていない人も楽しめる?

ポケモンサークルなんだから1人1つはゲームを持っているのでは?と思うかもしれませんがそうとも限りません。例えばカードをメインにプレイしている人の中には3DSは持っていたけどSwitchは高くて買えていないという人もいるかもしれません。そういった人が1人でもいる中でSwitchを持っていることを前提としたマルチバトル企画をすることはその人の何もしていない時間を生んでしまうことになります。そういった人たちはよく、「自分は気にしないで大丈夫」と言ってくれますが、運営側が参加者に気を遣わせてしまうことは1番してはいけないことなので、事前に各サークルに調査をしてそういったことが起こらないように注意しましょう。

 

午後の定番

・ゲーム/カードを用いた対戦企画

 自分がこれまでに参加した交流会で午後にこれ以外の企画を行ったことがないのではないかというくらい定番の企画です。ゲーム及びカードを真剣に行なっているサークル員の人たちのためにも真剣勝負を行える場を設けてあげることは大切であると思います。

 対戦企画で考えていたことを書きたいと思います。

 

・予選→決勝トーナメントの方式を取る場合は事前に予選ブロックの対戦結果表やブロック分けの仕方を決めておく。

→午後の企画が始まりましたとなった時にブロックの対戦結果表を作っていたでは参加者の人たちを待たせてしまうことになります。待っている間に参加者が他のことを始めてしまい収集がつかなくなってしまうという最悪の展開も考えられるので事前に対戦結果表を準備しておき、スムーズに午後の対戦企画を始められるようにしておきましょう。

 

・対戦数の確保はできているか

→対戦企画では1番考慮するべき点だと思います。基本的にゲーム大会は予選ブロック方式、カード大会はスイスドロー方式を用いると思うのでそこまで考えなくても自然に対戦数は稼げると思いますが、どちらか一方のルールに偏ってしまってもう一方のルールに参加人数が中々集まらない場合は決勝トーナメントに全員上げる方式にする。決勝トーナメントをダブルイリミネーションにするなどを工夫をするべきだと思います。

 

・決勝戦をどれだけ盛り上げられるか

→運営の手腕がかなり試されます。折角の決勝の舞台です。ゲーム/カードどちらにおいてもできるだけ沢山の参加者が決勝戦を観戦できるように工夫をして盛り上げましょう。Switchは3DSに比べてスクリーンに映すことが容易になっているのは交流会にとってはとても追い風ですね。カード大会は理想はWebカメラ等を使ってスクリーンに映すのが理想ですが、卓の周りに集まってもらう形でも充分だと思います。

 

 これらのことを意識して自分は企画を考えていました。

 

 ここまで、交流会当日までの準備について書いてきました。様々なことを書いてきましたが大切なことは"自分が企画した交流会を通して自分の大学のサークル員、交流会をしてくれた大学のサークル員が楽しんでくれること"です。そのことをまず考えれば大丈夫だと思います。参加したいとサークル員に思わせなければ折角の企画も意味のないものになってしまうので、魅力的な企画を提案し、準備をしていきましょう。

 

 

〜交流会当日〜

ここからは交流会の当日に自分が考えていたことを書いていこうと思います。

具体的に、

1.集合

2.渉外との直前の打ち合わせ

3.自己紹介

4.昼食

5.スケジュール調整

6.交流会終了後

について書きます。企画については既に書いているのでここでは書きません。

 

1.集合

 自他ともにサークル員が集合しないと交流会は始まらないので次のことに気をつけましょう。

・最寄駅から大学までの道のりは迷いやすくないか

 「◯◯大学前駅」だからと言ってその大学の目の前に駅があるわけではないですよね。自分が過去に行った大学で例を挙げるとするならば、中央大学/明星大学は駅の目の前が大学なので迷う要素がないですが、専修大学は最寄駅からかなり歩きます。また、東京学芸大学は最寄駅が少しややこしかったりとサークル員が会場の教室に到着するまでには沢山の迷う要素があります。大学に着いたからといって、交流会は基本的に土日祝日に開催されるものなので普段開いている扉が開いていなくて遠回りしないと目的の教室に到着しないといったこともあります。これらの迷う要素を、会場校に事前に教室までの道順を聞いておく、最寄駅から大学のルートを把握しておくなどして潰さないといけません。自分が会場校の場合は参加してくれるサークルの渉外に伝えるようにすれば丁寧であるし、参加する側の場合は最寄駅でサークル員を一度集め教室集合にするのではなく一緒に大学へ向かうようにするのが良いと思います。

 あと、当たり前なんですけど渉外がいないと何も始まらないので遅刻しないように心がけましょう。もししたら到着後即スライディング土下座で誠意を見せましょう。

 

2.渉外との直前の打ち合わせ

 企画を再度確認してスクリーンやプロジェクターなどの確認をし、準備をしましょう。このタイミングで役割を分担し、机を動かす、黒板にタイムスケジュールを書くなどの準備もしていきます。渉外だけでは手が足りないので自分のサークル員などに声をかけて手伝ってもらいましょう。個人的には渉外だけが動くのではなく、皆んなで準備することで交流会が始まるんだという雰囲気を作ることができるので皆んなで準備するべきだと思います。

 

3.自己紹介

 ついに交流会が始まりました。交流会はその日だけの関係のために開催するのではなく、交流会後にTwitterのffになったり、次回また交流会を開催できるようにするために開催する意図も含まれているので参加者のことを知ることはとても大切です。なので、自分が交流会を主催する時はこの自己紹介の時間をかなり長めに取っていました。しかし、他の交流会に参加してみると意外と蔑ろにされている印象です。名前と大学を言わせればいいんでしょ?と思っている方もいるかもしれませんが、この自己紹介交流会当日を通してかなり重要になってくると思うので名前と大学以外の情報を引き出せるように渉外が工夫しましょう。

[自分が主催の時の自己紹介]

・名前

・大学

・学年

・好きなポケモン

・趣味

・カードorゲームどちらに参加しようとしているか

 

これらのことを基本的には聞いていました。ここで重要なのは自己紹介をした人に質問をしてさらに掘り下げるということです。例えば、趣味でアニメを見るのが好きと言ったとします。ここで何のアニメを聞き、更にそのアニメだとどのキャラが好きなのかを聞いてあげることで自己紹介が更に深いものになります。アニメ好きという情報だったら話しかけようか迷っていた人にもこのアニメのこのキャラが好きという情報がわかれば、自分も同じアニメの同じキャラが好きだから話しかけてみようとなるかもしれません。また、好きなポケモンを聞いておけば、クイズ企画でそのポケモンに関する問題が出て仮にその人が間違えた時に人によってですが、煽ったりもできますし、対戦企画でそのポケモンを使用していた場合やっぱり好きなポケモン使ってるんですね!と話のネタが増えます。意外と自己紹介は侮れないので十分に時間を取って参加者各位に"語らせ"ましょう。

 

4.昼食

 パターンは色々ですが、できれば他大学の人と一緒に食べるのがいいと思います。主催校なら学食の美味しいメニューであったり、近隣の美味しいお店を把握していると思うので口で言うのではなくて一緒に行ってコミュニケーションを取りながら食事をするのが良いと思います。また、人によってはコンビニ等で既に買ってきており、教室内で食事を取る人もいると思います。絶対に行ってはいけないのはその人を1人にすることなので、学食にいくのであればその人を誘って1人にしないなどの工夫をしましょう。

 

5.スケジュール調整

 企画が盛り上がって予定より時間を使ってしまうことはよくあることです。教室は指定の時間までに鍵を返さなければいけない。など様々なルールがあると思うのでこのように時間が予定とズレてしまった場合は臨機応変に対応しましょう。と言っても昼食の時間を本来の1時間から30分に変更してスケジュールを調整することは望ましいことではないので、午後の企画を気持ち急いで行うなどで調整しましょう。少し時間が押しているという旨を参加者の方々に伝えればよほどのことがない限り協力して指示通りに動いてくれると思います。また、対戦企画は思ったよりも早く対戦が消化されることもあるので、焦らずに冷静に対応しましょう。

 

6.交流会終了後

 交流会も無事に終了、渉外の人は肩の荷が降りたような感覚でしょう。交流会が終わって参加者の方々が満足そうな顔をしているところを見るのは何にも変えられない最高の瞬間です。余韻に浸りながらも教室の片付け等の事務作業をなるべくスムーズに行いましょう。恐らくこの後打ち上げにといった雰囲気になると思います。スムーズに片付けをすることでその雰囲気を壊すことなく雰囲気を保てると思います。

 打ち上げですが、できるだけ沢山の参加者を募りたいです。理由としては参加者それぞれが皆違った交流会の感想を持っており、お酒や場の雰囲気を使ってそういった感想を聞き出すことができるからです。この感想は次回の交流会に繋がります。また、打ち上げの最中に次もやりません?といったように次回の交流会をセッティングすることができることもあります。さらに、交流会中では話せなかった共通の趣味の深い話をすることができ、他大学の人と仲良くなるといったこともあるので、自分のサークルのサークル員を積極的に打ち上げに誘って横の繋がりを作ってあげましょう。

(未成年飲酒だけは絶対にないように注意しましょう)

 

 

 ここまで交流会当日の話をしてきました。交流会当日は本当に何が起こるか分かりません。個人的にはあまり好きな言葉ではないのですが、臨機応変に対応しましょう。

 長々と自分の思いを書いてきましたが、あくまでも僕とすT自身の考えでこれが正解ではありません。ただ、交流会を主催した経験はそれなりにあり、自分が主催する交流会は参加者の方々に満足してもらえると自分は自信を持って言うことができるので、誰かの参考になればいいと思いこの記事を書かせていただきました。オフラインでの交流会は本当に素晴らしいもので、ポケモンサークルの発展には欠かせないものだと自分は考えています。この状況がいつまで続くか分かりませんが、コロナに気を使わなくても良くなった時にまた以前のように毎週どこがでオフラインの交流会が行われていることを願っています。

 ここまでの閲覧ありがとうございました。この記事が誰か1人でもいいので参考になることを祈っています。

 

 最後に自分がクイズ企画に対して思っていることを書きたいと思います。誰か特定の人に対してというわけではないですが、読む人によっては気分を害する可能性もありますので、ここからは自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 交流会での定番企画の"クイズ企画"自分も交流会を主催する時はほぼ毎回採用していますし、自分が交流会に参加させていただく時もほとんどの確率でクイズ企画は採用されています。その中で自分が思うことがあります。それは、「もっと参加者を巻き込めるクイズ作れるよ!」ってことです。どうしても自分の知識やこんなマニアックな問題作れるんだよってのを披露したいようにしか感じないんです。クイズは出題者と回答者が存在して成り立ちます。交流会では特にです。オンラインでのクイズ企画は正直出題者主体でいいと思います。しかし、オフラインでのクイズ企画は回答者が主体にならないといけないのではないでしょうか?自分のクイズ企画の話をします。自分がクイズ企画を担当する時はパワーポイントでのクイズの出題をしますが、それはクイズ企画全体の2割ほどでしかありません。残りのクイズは全てアドリブで作成します。アドリブでクイズを出題するのには理由があります。決して事前に作成するのが面倒だからではありません。アドリブでのクイズ企画はチーム内であまり議論に参加できていない人を議論に参加させるために行っています。人間得意不得意が勿論あります。折角知識を持っていてもコミュニケーションが苦手だとその知識を発揮できないこともあります。これはとても勿体ないことです。そういった参加者を見つけた場合、その人の自己紹介を参考にその人なら絶対に解けるクイズをアドリブで出してあげます。例えばその人の好きなポケモンサーナイトだとしましょう。自分もそうなんですけど自分の好きなポケモンに関するクイズには積極的に答えたいものです。サーナイトの英語名は?と言った問題を過去に出したことがあるのですが、その参加者はそれまであまり議論に参加できていなかったのですが、その問題では「僕分かります!」とペンをチームメイトから奪う勢いで生き生きと回答を書いていました。このようにアドリブで問題を出してあげることで議論にあまり参加できていない参加者にスポットライトを当ててあげることができます。また、点数に大きな差が出てしまったときに最下位のチームにボーナス問題を出して上位に上がるチャンスを与えることもできます。こういった考えからアドリブでのクイズ企画を行うようにしましたし、この考えを持つようになってからは、参加者全員がクイズに回答する機会を与えられるように「ジェスチャーゲーム」や「絵しりとり」、「山手線ゲーム」などの企画をクイズ企画として行うようになりました。この企画たちを行うようになってから参加者の方々に楽しかったですと言ってもらえる回数が増えたような気がします。時間をかけてクイズを作成することを否定するわけではありません。こんな問題よく思いつくなぁと感心することも多々あります。しかし、よく目を凝らして見てみると100%楽しめていない人がいるかもしれませんよ。だから現状のクイズの出題の仕方に満足しないで新しい発想のクイズ企画を勇気を持ってしてみるのもどうですか?という話でした。