【U工場オフベスト16構築】ウェイに混ざったブルルドヒドイデ

お久しぶりですとすTです。

今回は5月4日に行われたウルトラファクトリーオフでベスト16になりましたので、記念として記事を書きたいと思います。

 

使用した構築はこちら

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 S8はブルルドヒドイデと、所謂受けループのパーティーによくいるポケモンたちを組ませて"受け特化"のパーティーでレーティングに潜ったり、オフに出たりしていた。

 

 その中で感じたことは受けループの中にブルルドヒドイデの2体を組み込むことは限界があるということであった。

 

 理由としては、カプ・ブルルが全く活かせない点である。起点に出来るだけならないように立ち回り、詰めていく受けループにとって、トップメタのポケモンたちの起点にどうしてもなってしまうカプ・ブルルを活かすことは難しかった。

 

 そのため、S9では受けをあまり考えないでブルルドヒドイデをパーティーに組み込ませるということを意識した。

 

 その中で攻めサイクルの中に相性補完としてブルルドヒドイデを組み込ませるということを意識した。

 

 ここで頭に浮かんだブルルドヒドイデに相性が良く、攻めサイクル思考のポケモンがサザングロスの並びである。

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 サザングロス+ブルルドヒドイデの並びは過去にSAZINさんも結果を残している構築であり、サザングロス+ブルルドヒドイデ@2でパーティーの草案が完成した。

 

 この4体で辛いのが、剣舞リザX、アーゴヨンメガボーマンダなどの高火力ドラゴンタイプとテッカグヤギルガルドナットレイなどの高耐久鋼タイプであった。

 

 高火力ドラゴンタイプに対抗するためのスカーフガブリアス

 

 高耐久鋼タイプを起点に出来る半分回復木の実持ちウルガモス

 

 この2体をパーティーに組み込み、6体のパーティーが完成した。

 

 

【個別解説】

サザンドラ@格闘Z

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臆病 C252 S252 d4(DL対策)

悪の波動/竜星群/挑発/気合玉

 

 本構築の崩し枠。パーティー的にステルスロックを撒くポケモンが初手に来やすい(カバルドン、霊獣ランドロスなど)ので初手に積極的に出していき、上からの挑発で相手の展開を阻害していく。

 

 Zの枠はもともと毒Z(ゲップZ)であったが、この並びで毒Zはかなり警戒され、レヒレ対面で1度引かれる。という行動をレーティングバトルで良くされたので、毒Zを打ちたいポケモンの相手をブルルに任せ、ウルガモスメガメタグロスを通す際に弊害となるポケモンたち(バンギラスヒードランポリゴン2など)に刺さる格闘Zとした。

 

 最速サザンドラは、環境に蔓延する積みエースポケモンメガボーマンダ、メガギャラドスなど)の上から挑発や竜星群を叩き込める点がとても強いと感じた。

 

 この枠に入るポケモンはメガ枠として採用することもでき、その場合はドラゴンタイプならメガボーマンダメガリザードンX、悪タイプならメガバンギラスが候補にあがる。そういったポケモンたちをサザンドラに変えてパーティーに採用した場合、今回のパーティーコンセプトとは少しズレてしまうなと感じたので採用は見送った。

 

 Zサザンドラの立ち回りとして大切なのは初手の段階で拘り偽装をすることであり、2、3サイクル目にZを決めるという立ち回りを心がけた。ただ、初手にZを決めればeasy winに繋がると感じた場合は積極的にZを打っていった。

 

 ベスト8をかけた試合、君が竜星群外さなかったら勝ってたんやで^^

 

 

メタグロス@メタグロスナイト

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陽気 H60 A196 S252

冷凍パンチ/バレットパンチ

アームハンマー/地団駄

 

http://gaspardutd.seesaa.net/article/457036743.html

 

 初めてこの技構成のメタグロスを見たときは頭おかしいのか?って正直思った。

 

 ただ使ってみると真面目に強い。アムハン失敗+地団駄でギルガルドを倒せる点は個人的にとても評価できる。

 

 アイアンヘッド、思念の頭突きがない。ということは、こちらにしか分からず、相手は当然アイアンヘッド、思念の頭突きがあると思い、立ち回ってくる。その相手の立ち回りが思わぬ負担へと変わるのである。

 

 ただ、このポケモンはカプブルルと組ませることで力を発揮する。カプブルルと組ませないでメガメタグロスを使うなら所謂一般的な上から確率を押し付ける型を使った方がいいだろう。

 

 正直この型はバレてたら本当に弱いと思う(ギルガルド交換読みアームハンマー後一旦地団駄警戒でキングシールドを挟まれる)のであんまり広まらないで欲しいなぁって感じだ。

 

 

カプ・ブルル@食べ残し

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慎重 H252 D252 b4

ウッドホーン/宿り木の種/守る/身代わり

 

 メガメタグロスドヒドイデを活かし、パーティーで重たいポケモン(メガギャラドスメガバンギラス、カプ・コケコ、レヒレ、テテフ)を見てくれる、パーティーの核。

 

 正直型はメガメタグロスの型の発案者、gaspardさんの意地半分回復木の実ブルル(http://gaspardutd.seesaa.net/article/456528198.html

を使用しようと思ったが、前述した通りカプ系統に何度も後出しすることを考えた点とずっと使ってきた慎重カプ・ブルルに信頼があった点からこちらの型を採用した。

 

 出した試合では活躍するが、環境がカプ・ブルルにとっては向かい風であり、なかなか選出することができなかったので、ブルルドヒドイデを使っていくなら環境に適応したカプ・ブルルの開発か、ピンポイントにメタをはったカプ・ブルルの開発をしていく必要があるのかなと感じている。

 

 選出すれば活躍すると述べたが、選出した場合、相手の行動を積極的に読んでいく立ち回り(交換読み宿り木の種など)をしていかないと自分側有利の状況にはならない。その上、毎回宿り木の種外しや択に負けたら一気にキツくなるということが付き纏うので本当に難しいポケモンであると感じた。

 

 

ドヒドイデ@イアの実

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穏やか H252 B116 D140

熱湯/毒びし/自己再生/黒い霧

 

 ずっと使ってみたいと思っていた穏やかドヒドイデを採用してみた。

 

 穏やかにしたことで雷Pを持ったメガバシャーモがパーティー単位でキツくなってしまったわけだが、その点以外では図太いドヒドイデのB方面への信頼度ほどは得られないが物理受けも最低限は可能であり、それ以上に大地の力を持ったヒードランや、エアスラッシュ採用のテッカグヤ、環境に蔓延する木の実ウルガモスに強い点が評価できた。

 

 技構成は、毒びしの枠は、ブルルドヒドイデが誘うゲンガーに回収されてしまう点からトーチカにするのもありであるが、今回は本家の穏やかドヒドイデと同じ技構成にした。

 

 格闘Zサザンドラ、地団駄グロス、後述のガブリアスヒードランは充分に対策できている点、ウルガモスサイコキネシスを持っていたら穏やかドヒドイデでも受けるのが難しく、サイコキネシスがなければ図太いドヒドイデでも見られる点、テッカグヤに対しては怯むならどっちでも一緒の点から図太いドヒドイデで良いのかと感じている。

 

 熱湯火傷が上振れすれば本当に強いポケモンであるのでいかに熱湯の試行回数を稼げるかが大切であると感じる。

 

 

ガブリアス@拘りスカーフ

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陽気 A252 S252 d4

逆鱗/地震/火炎放射/ステルスロック

 

 高火力積みドラゴンのストッパーとして採用した駒。

 

 ブルルドヒドイデは、高火力積みエースの起点にされることが多いので、積みのタイミングでこのポケモンに引き、スカーフで上から倒すというとても辛い立ち回りをしていた。

 

 スカーフガブリアスを初めて使ったのだが、火力がもう少しな点、拘りにより立ち回りが窮屈になってしまう点が弱い点としてあげられた。

 

 しかし、あくまでもストッパー枠で採用しており、崩し枠ではないので、そこの点には目を瞑るしかないだろう。

 

 このパーティーにとって、このガブリアスの枠にもっと適したポケモンが採用されればパーティーの強さはぐっと上がると感じている。

 

 火炎放射はカミツルギエアームド専用。ナットレイハッサムテッカグヤには火力が足りません。

 

 オフ当日の電車で6V個体を孵化代行してくれたでぃーさん(@d_poke_97)には感謝です。

 

 

ウルガモス@バンジの実

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控え目 H92 B148 C124 d4 S140

炎の舞/めざめるパワー(氷)

ギガドレイン/蝶の舞

 

 ギルガルドテッカグヤに強く、舞うことができれば全抜きも可能な枠として採用した。

 

 この枠にはヒードランも候補に上がってくるのだが、ヒードランを採用すると受け意識になってしまい、今回のパーティーコンセプトの攻め思考のサイクルにブルルドヒドイデを上手く組み込ませる。という点に背く形になってしまうと考え、ウルガモスの採用となった。

 

 半分回復木の実持ちのウルガモスは様々な調整が様々な方から発信されていたが、この調整が自分には合っていると感じ、この調整にした。

 

 技構成はめざめるパワーを氷から地面に変える。や、ギガドレインサイコキネシスに変える。といった案もあるが、どのパーティーにも五分以上に戦えるのはこの技構成であると感じている。(ボーマンダをメガメタグラス、ガブリアスの2体のうちどちらかで必ず見ることができるなら、ウツロイドヒードラン意識でめざめるパワーを地面に変えるのもありかもしれない)

 

 炎の舞は火力不足であると感じる場面があるが、追加効果が優秀で、Cが1段階上がってしまえば、2発目からは火炎放射や大文字より火力が出るので採用となっている。

 

 積んでいる最中の急所は割り切るしかない。

 

 

 以上で個体解説は終わりです。

 

 基本選出という考え方を自分があまり好まないので、相手のパーティーに合わせてポケモンを選出していく形となり、選出率に大きな差が出るといったわけではなかった。(メガ枠がグロスしかいないのでグロスの選出率が1位ではあるが)

 

 正直、オフではマッチングの上振れが戦績に大きく影響していると感じているし、レーティングバトルでは1950くらいまでしか上げることができなかったので、パーティーの完成度としてはそこまで高いものではないと思う。

 

 ただ、ブルルグロスの並びや、サザングロス+ブルルドヒドイデの並びは今後の自分の構築を練る際の大きな糧となる今回のパーティーであった。

 

 今回のオフとこのパーティーを通して、自分のブルルドヒドイデに対する思いもより一層なものとなると同時に、ブルルドヒドイデはまだ全然戦えるなと感じることができた。

 

 FFの方ではブルルドヒドイデでレート2000を達成し、高みで戦っている方々もいる。自分も久し振りにブルルドヒドイデでレート2000を達成して、さらなる高みを目指していきたい。

 

 

 ここまでの閲覧ありがとうございます。

 また、別の記事が上がりましたらそちらの方も閲覧の方よろしくお願いします。

 

 

質問等は@AmyulivertosuTまで。

 

 

 

 

 

 

そろそろブルドヒ界隈で通話とか飯とか行きたい感ありますよね…